Blog

2019.06.26

Engineering

小学生向けディープラーニング体験教室で「ものまね算」のワークショップをしました。

Yuki Nishizawa

Engineer

Preferred Networks エンジニアの西澤です。

Preferred Networksでは2019年の6/8(土)に小学校高学年向けのディープラーニング体験教室を行いました。

この体験教室は3部に分かれており、第2部のロボットカーの授業については弊社の丸山史郎よりブログ記事として公開しました。今回は第1部の「ものまね算」の講義について書こうと思います。

 

「ものまね算」

今回、子どもたちに機械学習の概念を説明する時に使用した言葉が「ものまね算」です。機械学習ではたくさんの訓練データを用意し、入力と出力の関係性を学習していきますが、これを機械が「ものまね」していると表現することによって、子どもたちにとってよりイメージの沸きやすい講義ができたのではないかと思います。

 

 

火星語の数字を認識してみよう

ものまね算の講義の後には機械学習の例として「数字認識」を挙げ、実際に機械学習がどのように実社会に応用されるのかを考えてもらった後、「火星語の数字を認識する」というテーマでワークショップを実施しました。

これは、その場で子どもたちに考えてもらった架空の「火星語の数字」についてデータセットを作ってもらい、実際にその場で認識器を訓練し、手描き数字を認識させてみるというものです。みんなで一文字ずつ考えた10個の数字をワークシートに書き、タブレット端末で撮影することによりデータセットとして取り込んで学習します。

 

子どもたちが一体どのような文字を書いてくるのか少し心配していましたが、無事に認識され歓声を上げる子どもたちを見てほっとしました。中にはデータセットにない文字を書いてみる子や複数の字を並べて書いてみる子、点線で書いてみる子などもいて、子どもの柔軟な発想にはこちらも驚かされました。休み時間の間もずっと遊んでくれていたりと、機械学習の技術に興味を持ってくれた子がたくさんいたようでとても嬉しく思います。

 

またPreferred Networksは、2019年9月に文部科学省により実施される「未来の学びプログラミング推進月間」へプログラミング教材「自動化の進展とそれに伴う自分たちの生活の変化を考えよう」を提供予定です。ご興味のある方はぜひこちらも合わせてご覧ください。

https://mirapro.miraino-manabi.jp/lp_pfn.html

  • Twitter
  • Facebook