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2026.08.25

Tech

材料研究AIエージェント、粗視化ポテンシャル最適化など材料分野の最新研究を紹介 ―PFN Materialsセミナー2026開催報告

Masahiro Takenaga

Business Development

Materials&Drug Discovery事業本部の竹永と申します。普段はビジネス開発担当として、材料分野における社内外プロジェクト立上げや推進、新規パートナー様の開拓等、ビジネス面の幅広い業務に従事しています。2026年7月31日、昨年に続き、Materialsチームが取り組む様々な研究内容を社外の方に紹介する「PFN Materialsセミナー2026」を開催し、PFNオフィス・オンライン合わせて100名以上の方々にご参加いただきました。本ブログでは、セミナー開催に至った背景や、当日の様子についてご紹介したいと思います。 

昨年のセミナー報告ブログでも触れましたが、本ブログをご覧になっている皆様は、PFNが材料分野において社内での研究に加えて、パートナー様のオープンイノベーション(共同研究)にも取り組んでいることをご存じでしょうか?
PFN Materialsチームでは、計算化学の分野で材料科学と機械学習の融合技術が急速に発展する中で、材料開発の課題と情報科学の各種技術の掛け合わせにより、様々な新技術の開発を進めています。私たちは特に机上のコンセプト提案にとどまらず、現実世界の具体的な課題を計算可能にして解決することを技術開発の軸と位置づけてきました。そのため、今までにも共同研究という形で、社外のパートナー様の材料分野における深い知見や具体的な課題を通して、新規計算手法の開発やソリューションの提案などを行ってまいりました。例えば、汎用原子レベルシミュレータMatlantis™️を、ENEOS株式会社様との共同研究を通して開発いたしました。
また、Matlantisをご存じの方には、私たちはMatlantis PFPの研究を行っているイメージが強いかもしれませんが、実際はMatlantisにとどまらず、大規模なシミュレーション技術やAIエージェント技術等、様々な研究に取り組んでいます。

普段の業務で社外の方とお話させていただく中で、私たちのこれらの取り組みを十分にアナウンスできていないと感じることが何度か有りました。そのため昨年、初の試みとしてPFN Materialsセミナーを開催してご好評をいただき、複数の新たな共同研究の開始に繋がったため、今年のPFN Materialsセミナー2026開催に至りました。当日はポスター発表も含めて、私たちが取り組む分野の幅が感じられるテーマを選定させていただきました。

<講演(口頭発表)テーマ>
・講演1:PFN材料研究の方向性
・講演2:粗視化ポテンシャル最適化
・講演3:LLM① MI特化のAIエージェント
・講演4:LLM② AIエージェントによる材料研究自動化

図1. 「PFN材料研究の方向性」講演資料抜粋 

図2. 「粗視化ポテンシャル最適化」講演資料抜粋

図3. 「LLM① MI特化のAIエージェント」講演資料抜粋 

図4. 「LLM② AIエージェントによる材料研究自動化」講演資料抜粋 

<PFNオフィス懇親会会場におけるポスター発表>
・上記の当日講演全4テーマ
・分子結晶多形評価: Matlantis PFPによる順序予測からパッキング構造生成まで

2025年実施のPFN Materialsセミナーで講演した下記のテーマ(昨年と概ね同一内容)
・高分子反応シミュレーション
・PFP/MM(PFPと古典力場のハイブリッドによる大規模系の反応シミュレーション)
・PFP中間層を活用した反応座標の自動構築とメタダイナミクス
・LightPFP(大規模系への展開)
・PFP Descriptors (PFP中間層の活用)
・反応経路生成
・結晶構造予測
・電気化学への展開

当日は、2時間半の間に各テーマを担当するリサーチャーが4つのテーマについて講演を行いました。どの講演でもご参加いただいた皆様から積極的な質問が飛び交い、PFNオフィス・オンライン合わせて10件近いご質問をいただいた講演も有り、盛況の内に一連の講演を終了することができました。また、講演後にPFNオフィスで参加いただいた方を対象に開催した懇親会では、会場に当日の講演スライドや昨年のPFN Materialsセミナーでの講演スライド等の200枚以上のスライドを張り出し、参加者の皆様がご興味をお持ちのテーマのスライドの前で、各研究開発担当者との間で活発な議論が交わされました。ご参加いただいた皆様からは、「昨年度からさらに進化を感じて良かった」「ポスター前で直接議論でき理解が大変深まった。次回も是非参加したい」等のポジティブなコメントをいただくことができました。

図5. PFNオフィスでの講演風景

本セミナーが、当日ご参加いただいた方々におかれましては、PFN Materialsチームの幅広い取り組みをご理解いただける機会となっておりましたら幸いです。私たちはこれからも、より多くの企業や研究機関の皆様と共に、新規計算手法の開発や現実世界の課題に対するソリューションの提案を目指してまいります。あわせて、今後も本セミナーのような材料分野におけるPFNの研究内容を発信する場を用意してまいりたいと思っております。今回ご参加いただけなかった方も是非とも次の機会にお会いできますこと、Materialsチーム一同楽しみにしております。この度PFN Materialsセミナー2026にご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。

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